「addgold・code11」は運営のステマだった

2020年4月、荒野行動で突如発生した「addgold金券バグ」騒動。Twitterのトレンドに「#荒野金券バグ」がランクインし、多くのプレイヤーが金券を入手しました。しかし、この騒動には数多くの不自然な点があり、運営による計画的なステルスマーケティング(ステマ)だった疑惑が浮上しています。

本記事では、技術的検証と関係者の証言をもとに、この「バグ」が実はステマキャンペーンだった可能性について詳しく解説します。

事件の概要と経緯

発端:非公式情報サイトによる「バグ発見」報告

2020年4月12日、荒野行動の非公式情報サイトが以下のようなツイートを投稿しました。

このツイートは瞬く間に拡散され、「#荒野金券バグ」がTwitterトレンドに入りました。

「バグ」の内容

報告された「バグ」の利用方法は以下の通りでした:

  1. ゲーム内の広場またはホームで「addgold」と入力
  2. 金券が無料で付与される(数回利用可能)
  3. さらに後日、「code11」という第2のコードも発見されたと報告

公式の対応

荒野行動公式アカウントは以下のようなツイートで「バグ」を認め、修正作業中であることを発表しました。

しかし、この「バグ」には数多くの不自然な点が存在しました。

ステマである7つの決定的証拠

証拠①:技術的にありえないファイル名

非公式サイトの記事では、流出したとされるファイル名が以下のように示されていました:

command_测试用无限金券
(コマンド_テスト用無限金券)

【問題点】
プロフェッショナルな開発現場では、ファイル名に日本語や中国語などのマルチバイト文字を使用することはほぼありません。理由は以下の通りです:

  • 文字コードの問題でバグが発生するリスク
  • クロスプラットフォーム開発での互換性問題
  • データ容量の無駄な消費
  • 業界標準としてアルファベットが推奨されている

大規模ゲーム開発で、このような命名規則を採用することは考えにくいです。

※注記:第2弾の「code11」では、なぜか突然アルファベットのファイル名に変更されていました。

証拠②:該当ファイルが実際には存在しない

公開されたスクリーンショットに写っていたファイルパスを辿り、実際にゲームファイルを調査したところ、該当するファイルは一切確認できませんでした。

証拠③:コマンドプロンプトの使い方が不自然

公開された画像では、コマンドプロンプトにファイル名だけが入力されていました。

【問題点】
コマンドプロンプト(ターミナル)では、単にファイル名を入力しても何も実行されません。通常は以下のような命令が必要です:

  • type ファイル名(内容表示)
  • cd パス(ディレクトリ移動)
  • ./実行ファイル(プログラム実行)

技術的知識のある人間なら、このような初歩的なミスはしません。

証拠④:開発者用なのに上限がある矛盾

「開発者用のテストコマンド」という設定でしたが、実際には以下の制限がありました:

  • 複数回使用すると使えなくなる
  • 1回あたりの金券数が少ない(一桁~多くて数百)
  • 金券数がランダムで不規則

【矛盾点】
開発者がテスト用に使うコマンドであれば:

  • 無制限に使用可能にするはず
  • 任意の金額を指定できる仕様にするはず
  • 使用回数制限を設ける理由がない

この仕様は「開発者用ツール」としては全く不合理です。

証拠⑤:異常に遅い「修正」対応

公式が「バグ」を認めてから12時間以上経過しても、コマンドは使用可能なままでした(2020年4月13日 4:16時点で確認)。

【不自然な点】

  • 金券関連のバグは通常、数時間以内に緊急修正される
  • 課金要素に直結するため、運営は最優先で対応するはず
  • それにも関わらず、半日以上放置されていた

本当に「バグ」なら、ここまで対応が遅れることは考えられません。

証拠⑥:開発者と公式実況者の不可解な行動

開発者アカウントの不自然なツイート

問題点:謝罪しながら、わざわざバグのやり方を紹介している記事を引用リツイートしています。これでは拡散を促進しているのと同じです。

公認実況者による積極的な拡散

運営と密接な関係にある公認実況者が、バグを積極的に宣伝しています。通常、公式パートナーはバグの拡散を控えるべきですが、むしろ推奨するような行動を取っていました。

証拠⑦:内部関係者による「案件」証言【決定打】

上記の公認実況者と同じチーム「αD」のメンバーであるBocky氏が、ミラティブ配信中に「案件だった」と明言しました。

Bocky氏の発言(書き起こし):

「あれって最初気づいた人どうやって気づくんですか?○○さんだから案件って言っているじゃないですかー、案件なんですよあれは。案件なんですっ。記事書く人がいて、記事書いてそれが案件なんですよもう仕組まれているんですよ。わかります?記事を書く、dで無課金が拡散するっと『このバグヤバすぎっ!!』みたいな『ヤバいヤバいこれ修正しないとヤバいでしょ』みたいなそれで広まる、広まった人がまた言う(中略)ということなんですよね。」

この証言により、一連の騒動が計画的なマーケティングキャンペーンだったことが裏付けられました。

ステマの仕組みと目的

キャンペーンの構造

  1. 非公式情報サイトが「バグ発見」記事を作成
  2. 公認実況者がTwitterで大々的に拡散
  3. プレイヤーが次々と試し、さらに拡散
  4. 「#荒野金券バグ」がトレンド入り
  5. 大量の無料宣伝効果を獲得

運営の狙い

  • 低コストで大規模なバイラル拡散を実現
  • Twitterトレンド入りによる認知度向上
  • 「無料で金券がもらえる」という話題性でユーザー獲得
  • 実際の損失は最小限(1人あたり数百円相当の金券のみ)

まとめ:ユーザーは広告塔として利用された

以上の証拠から、「addgold金券バグ」は計画的なステルスマーケティングキャンペーンだったと結論づけられます。

結論

  • 技術的に矛盾だらけの「バグ」設定
  • 異常に遅い修正対応
  • 公式関係者による積極的な拡散
  • 内部関係者による「案件」証言

これらすべてが、運営による計画的なステマであったことを示しています。

善意でバグ情報を拡散したユーザーの多くは、知らないうちに荒野行動の無料広告塔として利用されていたのです。

今後の教訓

今回の件から学ぶべき教訓:

  • 「バグ」情報には常に疑いの目を向ける
  • 公式・公認アカウントの不自然な行動に注目する
  • 技術的な裏付けのない情報は鵜呑みにしない
  • 拡散する前に情報の信憑性を確認する

ゲーム運営によるマーケティング手法は年々巧妙化しています。プレイヤーとして、情報リテラシーを持ち、冷静に判断することが重要です。


※本記事の内容は2020年4月の事件に基づいています。現在のゲーム運営とは直接関係がない可能性があります。

メモ
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