今朝こんなニュース記事を見ました。
自民党の「ルール形成戦略議員連盟」(会長・甘利明税調会長)が、中国発のアプリ利用を制限するよう、政府に提言する方針を固めた。日本で若者を中心に使われている動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」などが念頭にある。

どうやら中国のアプリが規制されるかも知れないとのニュースです。荒野行動は中国のneteaseが作成、運営しているアプリなので対象に入るかもしれません。そこで少し調べてみました。
荒野行動は規制されるのか?
アメリカや日本が検討している中国アプリの規制ですが、すでにインドでは中国アプリの規制を行っています。59のアプリが規制されています。
アプリ名 | 会社名 | アプリの種類 |
TikTok | ByteDance | SNS |
Shareit | SHAREit(lenovo) | ファイル共有アプリ |
Kwai | KWAI | SNS |
UC Browser | Alibaba | ブラウザー |
Baidu Maps | Baidu | 地図アプリ |
Shein | ZOETOP BUSINESS | ショッピングアプリ |
Clash of kings | Elex Wireless | ゲーム |
DU battery saver | Issa Adnani | タスク管理アプリ |
Helo | Helo | SNS |
Likee | BIGO Technology(JOYY) | SNS |
YouCam makeup | Perfect Mobile Corp | 画像加工アプリ |
Mi Community | xiaomi | SNS |
CM Browers | ブラウザー | |
Virus Cleaner | ウイルス対策ソフト | |
APUS Browser | ブラウザー | |
ROMWE | ショッピングアプリ | |
Club Factory | ショッピングアプリ | |
Newsdog | ニュースアプリ | |
Beutry Plus | 画像加工アプリ | |
Tencent | SNS | |
UC News | Alibaba | ニュースアプリ |
QQ Mail | Tencent | メールアプリ |
SNS | ||
Xender | ファイル共有アプリ | |
QQ Music | Tencent | 音楽アプリ |
QQ Newsfeed | Tencent | ニュースアプリ |
Bigo Live | BIGO Technology(JOYY) | 配信アプリ |
SelfieCity | 画像加工アプリ | |
Mail Master | NetEase | メール管理アプリ |
Parallel Space | LBE Tech | アプリ複製アプリ |
Mi Video Call – Xiaomi | xiaomi | ビデオ通話アプリ |
WeSync | バックアップアプリ | |
ES File Explorer | ファイル管理アプリ | |
Viva Video – QU Video Inc | 動画加工アプリ | |
Meitu | 画像加工アプリ | |
Vigo Video | SNS | |
New Video Status | 動画加工アプリ | |
DU Recorder | 動画録画、配信アプリ | |
Vault- Hide | バックアップアプリ | |
Cache Cleaner DU App studio | ファイル管理アプリ | |
DU Cleaner | ファイル管理アプリ | |
DU Browser | ブラウザー | |
Hago Play With New Friends | ゲーム | |
Cam Scanner | スキャンアプリ | |
Clean Master – Cheetah Mobile | ファイル管理アプリ | |
Wonder Camera | 画像加工アプリ | |
Photo Wonder | 画像加工アプリ | |
QQ Player | Tencent | 画像加工アプリ |
We Meet | 不明 | |
Sweet Selfie | 画像加工アプリ | |
Baidu Translate | 翻訳アプリ | |
Vmate | 動画アプリ | |
QQ International | Tencent | 翻訳SNSアプリ |
QQ Security Center | Tencent | セキュリティアプリ |
QQ Launcher | Tencent | ホームアプリ |
U Video | SNS | |
V fly Status Video | 動画加工アプリ | |
Mobile Legends | ゲーム | |
DU Privacy | セキュリティアプリ |
アプリのリストを見てみるとユーザーの画像や動画を扱ったり、SNSが中心であることがわかります。ネットイースのアプリも入っていました。ただ、ゲームは3つと少なくあまり対象となっていないように思えます。ただ、現地メディアによるとインド政府はPUBG MOBILEなども規制対象に入れるかどうか検討しているようです。
Tiktokがやり玉に挙げられていることやインド政府の禁止リストから、中国アプリ規制第一弾はどの国でもSNSなど個人情報を扱うアプリが中心になるかと思われます。すぐに荒野行動や他のゲームが禁止される可能性は低いとみています。ただ、このまま対中関係が悪化した場合、規制リストにアプリが追加されると思いますが、そのときは荒野行動などのゲームアプリも入ってくるでしょう。
荒野行動が規制されるとどうなるか
ここからは日本政府によって荒野行動が規制されることが決定した場合どうなるのか見ていきます。
アプリストアから消えます。
政府がアプリを規制した場合、現実的でもっとも可能性が高いとされているのが、GooglePlayStoreとApp storeでのアプリ配信停止差し止めだと予想されます。両ストアは世界での対応を見ていると配信停止の差し止めは素直に応じる傾向が見られるのですぐにストアからアプリが消えるでしょう。
アプリストアから消えると
アプリの更新&ダウンロードができなくなる
ストアからアプリが消えると更新やダウンロードが一切できなくなります。ただ、ダウンロードしたものに関しては削除されることはありません。しかし、荒野行動内での更新はストアを介していないので2週間ごとに行われているアップデートは配信停止されたとしても継続可能だと思われます。
アプリの課金ができなくなる
アプリの課金はダウンロードしたストアを使用しているのでストアからアプリが消えると課金ができなくなります。Android端末はGooglePlayStore以外からもアプリをダウンロードすることができるので別のところからダウンロードすることで別のサービスを使用して課金することができます。しかし、iOS端末では、App Store以外からダウンロードすることができません。よってiOS端末からは課金が一切できなくなります。こうなるとNeteaseは日本ユーザーから収益を得ることができなくなります。
収益が得られないため停止or撤退
禁止された場合、アップデートなどを継続していくことはできないことはないでしょう。ただアプリ課金の収益を得られないことは致命的となります。禁止されてすぐにサービス停止する可能性は低いとは思いますが、長引けばサービスが停止して撤退することも考えられます。
結論
現時点で荒野行動が政府によって規制される可能性はそこまで高くないと思われます。ただ規制された場合は収益がほぼゼロになるため撤退する可能性は非常に高いと見られます。
コメント
普通にPC版みたいにグロ鯖に統合されるんじゃ?